身近な医療機関といえば、歯科

日本は国民皆保険制度のせいもあって、国民が割と気軽に医療機関を受診することが出来る国です。そんな中でも、日本人にとって最も身近な医療機関といえば、それはやはり歯科医院でしょう。生まれてから、ただの一度も虫歯になったことがない、だから歯医者に掛かったことも一度も無い、そんな人も稀にはいるかもしれません。しかしながら、多くの人にとって歯医者というのは、キュイーンという嫌な音を立てて治療に使われるドリルの視覚的イメージと音の記憶を伴いながらもやはり、子供の頃からちょくちょく通った親近感のあるお医者さん、というものです。

ちなみに、日本の制度においては、医師と歯科医師では別の免許となるため、医師免許しか持たない人が歯科医院を開業することは出来ません。もちろん、逆の場合も同じです。日本において歯医者というのはほとんどの場合、小規模な診療所形態の医院であり、これら街の歯医者さんが日本人の「歯の健康」を担っているというわけです。なお、医院においては、治療の要となる歯科医師をはじめ、診断や治療の補助や患者指導、予防処置を行う衛生士、さらには、歯冠修復物など、各種技工物を作製する技工士、その他雑用全般を担う助手などが従事しています。

さらに歯科大学付属病院や病院の口腔外科などでは看護師や放射線技師などが常勤として詰めていることもあります。また、インプラントなどの矯正や小児専門などの部門を持つ医院も数多く存在し、それぞれ専門医が日々患者と向き合っています。

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